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・警告とモニタリング(9項)については、実績が少ないためすべて削除し、様子を見ることとした。
・防火毛布はイギリスの規格にあるだけなのだが、ISOの規格にしたらどうかと発言した。しかし、アメリカ等地の国では、使用実績がほとんどなく、防火毛布の採用には消極的である。イギリスも消火器と防火毛布のどちらか選択でよいと発言しており、積極的に防火毛布の採用を売り込んでいるわけではない。
・持ち運び式消火器を規定しているEN3を参照規格としているが、同じタイトルのISO7165を参照規格にすべきだと申し入れ、議長が検討することとなった。
・他の参照規格で、以下のことをABYCのMr.Ralph Lambrechtに確認した。
ISO/FDIS 11105内の自然換気開口面積は、ガソリンエンジンの吸気量から決めたこと
ISO8846とIEC 79−0との違い
ISO8846 ignition−protected
IEC79−0 explosion-Protected,explosion-Proof
・今年の4月には会議を行う予定はない。修正後に配布されるドラフトをよくチェックし、特に出口、避難路、消火器の数・位置、オートマチックシステム等についてのコメントを出してほしいという議長の要望があった。
4.5 WG11:シーコック、スルハル(議長…Mr.F.Hartz(独))
(1)資料
・ISO/TCWD 9093-2 Draft No.4 Seacocks and through−hull fittings Part 2
(添付資料7)
(2)規格概要
ISO 9093のこのパートは、24m以下の小型舟艇に使用されているプラスチック製スルハル、シーコック、ホース継手、ドレーンコックの製造と取付け要件を規定している。
(3)議事概要
・シーコックメーカーが3社集まり、専門的な意見を取り入れながら討議した。
・本規格は、シーコック等のフィッティングパーツ自体の設計要件と、取付け方法とがいっしょになっている。このことで、ボートビルダーはフィッティングパーツの材料や強度について理解し易いし、部品メーカーは取付け方法がわかるため、相互に良い影響を受けると議長は主張している。

 

 

 

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